この際なので、もうひとつ“お返事”してしまいましょう。
「いま18なんですが、化粧品にはお金をかけたほうがいいですか?」答えはYESでありNOであり。そりゃあ「良い材料」「良い成分」を使っている化粧品は、それなりのお値段がします。ただ、40の肌に絶大な効果を発揮する高級コスメが、18の肌にも同じように効くかというと、それはちょっと違うような。
以前も書きましたが、やはり化粧品にも「適材適所」があります。とりわけ美容液のような、スペシャル・アイテムには。もちろん、使って悪いわけでは決してありませんが、多くの場合、使うだけもったいないという気がします。雑誌などには(もちろん拙ブログでもしばしば)「すんごい肌になれる(なった)!」の表現が踊っていますが、それらは生物学的に(?)そろそろ勢いをなくしてきた肌の体験談。もしあなたが普通の10代なら、なけなしのお小遣いをはたいたほどには「見返り」を実感できないはず。
それでも“未来の肌”に向けて、何らかの投資したいなら、どうぞ「クレンジング」にかけてください。さらに言うなら、かけるべきはお金より手間と労力、すなわち「何を使うか」以前に、肌自体を大切に扱うこと! もしこれからメイクを始めるなら、メイクを落とす時はメイクをする時と同じくらい、いやそれ以上に、落とす“作業”をゆっくりと丁寧に。また油断して、肌を不用意に乾かさないこと。無防備に焼かないこと。そして何より、肌が内側から喜ぶ“正しい”食事を心がけること。それらのほうが、よほど大事だと思うのですが。