母に「絶対買ってきて」と頼まれた製品がいくつかある。うちの両親は大のフランス贔屓。自分たちも年に数回渡仏するので、頼まれるのはもっぱらコーヒーやチョコレート、炒りピーナッツ(油を使ってない剥きピー。日本ではあまり見かけないが、パリでは「Monoprix」のようなスーパーにも必ず置いてある)などの、いわゆる“消耗品”だ。
そんなオミヤゲ・リストに、今回から加わったのが「Synthol Gel」というチューブ入りの塗り薬。こちら何に効くって、“打ち身”に最高に効果的なのだ。前回のフランス旅行で、トランクごと駅のエスカレーターから転がり落ちた母が(彼女はおっちょこちょいなので、おそらく他人の4〜5倍はそのテの災難に遭っている)駅の医務室より処方された薬なのだが、打撲で紫色になった背中が、これを塗り続けていたらみるみる治ってしまったそうだ。
そして「またまた大げさなー。ウソでしょ」と半信半疑だった私自身、玄関のドアにしたたか足をぶつけ、右足の小指が紫芋のようになった際にベタベタ塗りたくってみたら……1週間であのひどい内出血が、少なくとも表面上はまるで何ごともなかったかのように……!! また今回の旅行中、ギックリ腰系の腰痛を訴えていた家人も、これを塗ったらピンシャン歩けるように……!!
いったい何なの、この薬??
フランスでは相当ポピュラーな薬らしく、ドラッグストアに普通に置いてあるので、ご興味ある方はトライしてみてください。日本円換算で、1000円前後です。